ブリヂストンは、米国子会社のファイアストン・ビルディング・プロダクツ・カンパニーをスイスのLafargeHolcim Ltdに売却することで合意したと発表した。売却価額は約3500億円で、2021年上期中に完了する見込みであり、売却益約2000億円を計上する予定。この売却により、ブリヂストンはタイヤ・ゴム事業の収益力の再構築や新たな事業領域への戦略的成長投資が可能になるとしている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ブリヂストンのこの売却は、同社が事業の再編成を進める上で重要な一歩である。売却益を活用し、新たな事業領域への投資を行うことで、同社の成長戦略に大きく貢献することが期待される。また、LafargeHolcim Ltdにとっても、ファイアストン・ビルディング・プロダクツ・カンパニーの買収により、建築資材市場での競争力を強化することができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。